これまでの学び
これまで、心理学を学び、そのあとに医師になりました。回り道ではありましたが、自分の経歴を生かして、みなさまのお役に立ちたいと思います。
研修は、東京、サンフランシスコなどで、心理学、精神療法、カウンセリング、そして漢方医学を学び、自分にとって、手間はかかっても、それは楽しい学びでした。
臨床心理学では、順天堂大学医学部におられた秋谷たつ子先生の勉強会に通ったことが、まずは、貴重な体験でした。当時、心理学者としては、本邦初となる、医学部の助教授に就任された方です。
また、精神科としては、東京代々木での神田橋條治研究会に、各地の勤務先から、毎月のように通った日々も、なつかしくも、得がたい学びとなりました。
漢方医学では、仙頭正四郎先生の連続講座に、足繁く通いました。私の漢方の基礎を築いていただきました。各種の講座に参加したことも、大いに役立っております。婦人科漢方の後山尚久先生、東洋医学研究所の代田文彦先生などです。
最近では、最新のトラウマ治療であるソマティック・エクスペリエンシング®を習得したことで、治療の質を向上させられたと思っております。原名は、Somatic Experiencing® (SE™)といいます。
Peter Levine博士の創始した技法です。トラウマ自体のみならず、それにともなって、心身の神経系が、過緊張やバランスの乱れを呈しますが、それを基礎部分から修復することを援助できます。(SE™Japanのホームページをご参照願います。)
これからも、勉強は続きますが、そんなエッセンスを、少しずつ、クライアント(患者さん、面接の方)にお返ししたい、そう願っております。
クライアントさんについて
これまでにお会いしたクライアントは、年齢でいいますと、1歳3ヵ月から102歳までです。さまざまな方が、さまざまなご心配、症状、問題、あるいは課題を抱えて来て下さいました。仕事の場は、青森県立中央病院などの総合病院や、最近では、この「クリニック こころの 森」です。
今後とも、子どもさんから、年配の方まで、それぞれの方に応じて、それぞれの課題にふさわしい面接や治療で、お応えしたいと存じます。
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